洗顔料やボディ洗浄料の性質としてよく耳にする「酸性」「アルカリ性」 というワード。
みなさんはその性質や違いについてご存知ですか?
一般的に販売されているボディソープや洗顔料にも弱酸性と弱アルカリ性のタイプがあります。
では、弱酸性と弱アルカリ性、どちの洗浄料がお肌によりよいのでしょうか?
「肌に優しいのは弱酸性」って本当?
健康な人の肌は、pH5.5~6.5の弱酸性です。
皮膚表面に薄くおおっている皮脂膜が天然のクリームとなってお肌を保護しています。
このpHバランスが崩れると乾燥や肌荒れ、ニキビや炎症などのトラブルを引き起こす原因に。
とすれば、肌と同じ弱酸性の方が弱アルカリ性の洗浄剤よりも肌にいいのでしょうか?
しかし、美肌の湯などといわれる全国の温泉は多くが弱アルカリ性です。
そもそも両者にはどんな違いがあるのでしょう?
「自分の肌」にはどちらが合っているのか、それぞれの特長を把握して見極めてみましょう。
弱酸性と弱アルカリ性の違いは?
弱酸性と弱アルカリ性の大きな違いは、汚れの落ちやすさです。
弱酸性の洗浄剤は、肌と同じ弱酸性なので洗浄力は緩やかで、油分の流し過ぎを防ぐ一方で、合成界面活性剤によって洗浄力が維持されているため、洗いすぎて肌の負担になる可能性も。
弱アルカリ性の洗浄剤は、油によく馴染む性質を持ち、肌の酸性汚れに反応してしっかりと汚れを絡めとる一方で、過乾燥やアトピー肌の人にとっては皮脂をとりすぎてしまうことも。
弱アルカリ性は美肌のカギ?
弱酸性の肌を弱アルカリ性の洗浄料で洗うことで、肌は一時的にアルカリ性に傾きます。
しかし、肌には本来、アルカリ性の物質がついても中和して元の弱酸性に戻す回復力が備わっているため、時間の経過とともに再び弱酸性の状態に戻っていきます。
また、皮脂汚れや汗、角質は一般的に酸性です。
これらをしっかりと短時間で落とす効果は、実は、弱アルカリ性の方が優位。
心配される”落としすぎ”問題も、弱アルカリ性は酸性の物質に触れると中和されて洗浄力を失うため、汚れが落ちた後は洗浄力が抑えられ、洗いすぎを防止できます。
コツは、たっぷりの泡で短時間に洗うこと!
ゴシゴシこすらなくても汚れを落とすことができるため、摩擦で肌を痛めることなくすこやかな肌を保つことができます。
特に皮脂が多くなる部分は酸性が強まるため、弱アルカリ性のソープでやさしく洗い上げると肌炎症の予防にもおすすめです。
自分の肌に合った選択をしよう!
弱酸性と弱アルカリ性、それぞれに得意分野があり適した役割を持っています。
大切なのは、 肌への優しさは酸性かアルカリ性かだけで決まるものではないということ。
そして、それらを理解しながら上手く使ってあげること。
例えば、自分の肌質や、毎日の肌の状態を把握するのはとても重要なことです。
肌質によって弱アルカリ性の石鹸が合う人もいれば、弱酸性ソープが合う人もいますし、
肌荒れや乾燥が気になるときは弱酸性を、テカリの気になる夏場やストレスなどでオイリーに傾いたときは弱アルカリ性を、というように、自分の今の肌に合ったアイテム選びをしていきたいですね。
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アジュバン ボディソープは、石鹸をベースに処方設計されているため、弱アルカリ性。
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